レン騎士団をもっと知りたい!(中編)
非常にお待たせしました!「レン騎士団をもっと知りたい!(前編) - WARSER NEWS (ウォーザーニュース)」でお伝えしきれなかった情報を今回詳しく解説していきます。少々長めの記事になりますが、どうかお付き合いください!
(お詫び)前編の冒頭で、前編と後編の2回に分けて解説すると述べていました(現在は訂正されています)が、2回だけでは伝えきれない分量になってしまいましたので、今回を中編とし、急遽3部構成で解説することといたしました。急な変更を実施してしまい、非常に申し訳ありません。後編では、レン騎士団の歴史について解説していく予定です。
〈注意〉この記事は以前の記事「レン騎士団をもっと知りたい!(前編) - WARSER NEWS (ウォーザーニュース)」の続きです。まだその記事をお読みになっていない方は、あらかじめ読んでいただくことをお勧めいたします。
レン騎士団の哲学
彼らは、自分たちが欲しいものや、銀河及びダークサイドのフォースから与えられたものを享受し、利用していくという、本能に忠実でかつ比較的柔軟な規律に則って生活していました。
「レン」と呼ばれる、レン騎士団のリーダーの前任者が所持していたライトセーバーが騎士団の規律の象徴でした。レンの本質はただ存在することであり、良心や道徳を持たず、弱者への同情をすることは決してありませんでした。カイロ・レンは、自分が騎士団のリーダーであることを忘れるほど、個人的にも深くこの規律を信じていました。他の騎士たちもその規律を胸に、生活していました。
彼らは、シャドー、つまりフォースのダークサイドへの忠誠心によってのみ、団結していました。そして、騎士団はフォースに敏感な人物を求めていたのではなく、シャドーそのものと相性の良い人物を求めていました。
レン騎士団のシャトル「ナイトバザード」
レン騎士団は、劇中でもレイたちを追跡する際に使用していたマイシャトル「ナイトバザード」を所有していました。ナイトバザードは、オッセリトン・アセンブレイジズ社製のオーブリット級の改造輸送船であり、もともとは未知領域の流刑地「オッセリトン」で用いられた囚人輸送船でしたが、レン騎士団がオッセリトンを襲撃した際に、多くの囚人が解放され、囚人輸送船としての役目を終えて、レン騎士団のマイシャトルとなりました。確かに、囚人輸送船を思わせるような、とても禍々しい見た目をしています。
レン騎士団は、ダークサイドの美学に合わせて、外装に手を加え、彼らの好みに合うようにいくつかの改造を施しました。エンジンもパワーを上げるために改造されていましたが、改造が粗雑だったため、一部が故障し飛行中に有害なガスを噴出するようになってしまっていました。武装は比較的重装備で、前部とレーザーキャノン砲、後部にヘビー・レーザーキャノン砲、及び固定式のキャノン砲を装備していました。騎士団のメンバー「クラク」はこのナイトバザードのパイロットを担当していました。
レン騎士団のメンバー紹介~後編~
トラッジェン
トラッジェンはヒューマノイドのフォース感応者の男性で、エクセゴルにおいて、レイを助けに来た丸腰のベン・ソロを地面に押し倒しましたが、スカイウォーカーのライトセーバーを手にしたベン・ソロに攻撃する間もなく胸を刺され、死亡しました。
強さと能力
トラッジェンは、フォースに敏感で、特にダークサイドのフォースに精通していましたが、フォースの訓練を受けることが出来なかったため、まだまだ未熟でした。非常に強い力を持っていましたが、エクセゴルの戦いにて、ジェダイに戻ったベン・ソロにライトセーバーで容易く胸を刺されて死亡しました。いくらフォース感応者のトラッジェンも、十分にフォースの訓練を受けたベン・ソロには敵わなかったようです。
トラッジェンの装備
トラッジェンは、落ちぶれた帝国の戦利品のコレクターでもあり、自分の装備に、それらの武器や防具のコレクションを付け加えてアレンジしていました。例としては、彼のつぎはぎ加工でできたヘルメットの一部には、彼が過去に倒した、銀河帝国のエリート兵士である、デス・トルーパーのヘルメットが用いられていました。
トラッジェンが持つ代表的な武器は、巨大な包丁のようなバイブロクリーヴァ―でした。バイブロクリーヴァーは、クルーシブル・スチールにフリクやベスカー・フィラメントを組み合わせてできた武器でした。フリクは破壊することがほとんどできない合金であり、ダース・シディアスがライトセーバーを作る際に用いた金属で、ベスカーは、マンダロリアンアーマーに使用される素材であり、純度が高いものでは、ライトセーバーやブラスターの攻撃さえもはじくことのできる、とても貴重で硬度の高い金属です。
バイブロクリーヴァーは、ライトセーバーで切断することは可能でしたが、切断するためには、相当な力が必要でした。この武器は刃を振動させて切断力を上げる超音波技術が用いられていました。この武器を使わないときは、肩にかけたり、弾帯に入れて背中に背負うことができました。彼は、このバイブログリーヴァ―の他に、大きなサブの刀を鞘に入れて持ち歩いていました。
トラッジェンは、他の騎士団のメンバーと同じように、黒を基調とした服を身に着けていました。特に、重いタバード(鎧の上に着る一種の陣羽織)とフード、胴体につけている鎧版はとても特徴的でした。
ヴィクラル
ヴィクラルは、ヒューマノイドのフォース感応者の男性で、レン騎士団の一員として銀河中で略奪や破壊、殺戮を繰り返していましたが、ベン・ソロが最高指導者スノークに弟子入りしたため、ヴィクラルを含めた騎士団は、ファースト・オーダーに協力することになりました。
強さと能力
ヴィクラルはフォース感応者であり、フォースのダークサイドに精通していました。彼は、フォースの訓練を十分に受けることができなかったにもかかわらず、いくつかのフォースの力を発揮することができました。しかし、その力を完全にコントロールすることはできませんでした。さらに、彼の格闘技術や武術は、他の騎士団のメンバーの誰にも負けないほどとても洗練されていました。彼は「ハーベスター(狩人)」を自称し、超音波の技術が用いられた大きな鎌(バイブロ=サイス)で敵をなぎ倒し、魂を奪うことで自身の力を高めていました。このように、とても強靭な精神と肉体を併せ持つヴィクラルでさえも、エクセゴルの戦いにて、スカイウォーカーのライトセーバーを手にしたベン・ソロに容易く切り殺されてしまいました。
ヴィクラルの装備
ヴィクラルの主な武器は、焼きなましたフリクやベスカー製の大きな鎌である、バイブロ=サイスでした。このバイブロ=サイスには超音波のバイブロテクノロジーが搭載されており、わずかな力の打撃でも、敵の肉体を切り裂くことができました。彼は、このサイスを用いた近接戦闘を好みましたが、緊急時に備えてブラスター・ピストルを腰に下げていました。
ヴィクラルは、他の騎士団のメンバーと同じように、黒を基調とした服を身に着けていました。彼の特徴的なコートは、彼が昔に狩った巨大な爬虫類生物の皮膚でできていました。ヴィクラルのヘルメットはパスティリオン鉱石(ライトセーバーのヒルトの象嵌加工などに用いられる鉱石)でできており、合成皮革でできた耳覆いで、ヘルメットの継ぎ目を隠していました。
アシャー
アシャーは、騎士団のメンバーの中でも、囚人の根性を試し、彼らに命乞いをさせることを好む、とても残虐な性格の持ち主でした。彼は、そこで泣き言を言い、めそめそする者に対しては、じわじわと苦しむ罰を与え、楯突く勇ましい者に対しては、褒めたたえて尊敬した上で、苦しむ暇のないくらい素早い死を与えました。
強さと能力
アシャーはヒューマノイドのフォース感応者の男性で、フォースのダークサイドに精通していましたが、それを生かす程の十分な訓練を受けていなかったため、その力はとても限定的なものでした。エクセゴルの戦いにて、ベン・ソロにライトセーバーで背中を刺され、死亡しました。
アシャーの装備
アシャーが使用した主な武器は、先端が少し太めのずんぐりとした、重い戦闘用棍棒でした。その棍棒の先端には、コンカッション・チャージを蓄積し、強力な衝撃波として放出する、キネタイト・ジェネレーターが搭載されていました。「ハン・ソロ/スターウォーズ・ストーリー」にて登場した盗賊団「クラウド・ライダーズ」のリーダーである、エンフィス・ネストが使用したエレクトロリッパー・スタッフにも、このキネタイト・ジェネレーターが搭載されていました。ちなみに、キネタイトとは、フォース・ライトニングの一種である、フォースによる力のことです。彼は、この棍棒の他に、鞘に入れたバイブロマチェットや、バラジウム製の手榴弾も持ち歩いていました。
アシャーも、他の騎士団のメンバーと同じように、黒を基調とした服を身につけていました。鉄製の鎧袖は特徴的なアシャーの装備の一つです。彼のヘルメットには、呼吸用の管と抗酸化フィルターが備わっており、もともと人間用のものではありませんでした。彼のヘルメットは少しいびつな形をしていますが、それは彼が過去に気性の荒い囚人に襲われた際に、ヘルメットの一部が壊れてしまった名残となっています。
後編をお楽しみに!
今回は、中編と言うことでレン騎士団のメンバー紹介や、他のレン騎士団についての情報を解説させていただきました。後編はレン騎士団の誕生から終焉までの歴史を、順を追って解説していく予定ですので、しばらくお待ちください!
この中編の公開が大幅に遅れたことと、全体の構成に急遽変更を実施したことを重ねてお詫び申し上げます。
出典:wookiepedia英語版