WARSER NEWS(ウォーザーニュース

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レン騎士団をもっと知りたい!(前編)

エピソード7でレイのビジョンに一瞬登場し、9ではっきりと彼らの姿が映されたレン騎士団ですが、出番は比較的少なめな上、あっさりと殺されてしまい、依然として謎が残ったままです。彼らは一体何者だったのかを前編と中編と後編の3回に分けて紹介します。

 レン騎士団とは?

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レン騎士団のレン以外のメンバー(左から順にヴィクラル、アプレク、クラク、トラッジェン、カード、アシャー)

レン騎士団とは、カイロレンをリーダーとし、仮面をした7人の戦士(レン、ヴィクラル、アプレク、クラク、トラッジェン、カード、アシャー)で構成された、フォースのダークサイドを信奉する、恐ろしいエリート騎士団です。熟練度で言えば、ジェダイやシスまでは行かないまでも、フォースを使う新世代の騎士団でした。それぞれが色んな種類の近距離・遠距離武器を持っており、それらを巧みに使った戦闘をすることができました。元々、ファーストオーダーとの関係は微妙だったようですが、レンがスノークを殺し、ファーストオーダーの最高指導者となってからは、ファーストオーダーの中心的存在となりました。しかし、彼らはリーダーである、カイロ・レンに忠誠を誓っている訳ではありませんでした。実際、レンがライトサイドに帰還したとき、レンを襲っています。彼らはシスではありませんが、真のマスターは常にダース・シディアスであり、リーダーというよりもシスに忠誠を誓っていました。

レン騎士団のメンバー紹介(カイロ・レン以外)~前編~

アプレク

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アックスを持ったアプレク

アプレクはヒューマノイドのフォース感応者の男性で、28ABY(ヤヴィンの戦いから28年後)にレン騎士団に参加しました。レイの捜索の後、エクゼゴルのシスの要塞の警備をしていた際、レイを助けるために要塞に侵入したベン・ソロに対し、阻止しようとしましたが、ベン・ソロによるフォースプッシュを受け、裂け目に落ちて死亡しました。

強さと能力

アプレクはダークサイドのフォース感応者で、ダークサイドのフォースに精通してはいましたが、まだまだ未熟な部分がありました。しかし、レン騎士団の中で特に武術に長けていました。彼は他の騎士団の仲間とは異なり、暴力よりも欺瞞(騙すこと)を好み、相手を罠にかけるような戦い方を得意としました。

アプレクの装備

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ドライデン・ヴォスの背後に飾られている、ハイブロ・アックス

アプレクはベスカー合金で作られた、古代マンダロリアンの処刑人の斧を改造した武器(アプレクのマンダロリアン処刑人用ハイブロアックス)を好んで使用しました。その斧には超音波振動技術が搭載されており、鎧や骨を容易に切り裂くことが出来ました。また、刃は血が流れるように溝が彫ってあり、刃と柄の付け根の部分には、ハンドルを守るバイブロ=インシュレーター・プレートが取り付けられ、柄は刃の重量に合わせて重たくなっていました。そして、アプレクを含むレン騎士団の騎士たちは、敵の視界や感覚を鈍らせることの出来る、発煙弾を腰に装着していました。ちなみに、このアックスは、エピソード9(スカイウォーカーの夜明け)の前作である、ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリーにて、ドライデン・ヴォスのスターヨット「ファースト・ライト」のヴォスの書斎にも登場しています。

アプレクは他の騎士たちと同じように、主に黒い服を着ていました。しかし、アプレクは特に、水をはじく油を塗ったマントと、黒のチュニックの下に軽量のプラスチックアーマーを身につけていました。彼はまた、近接攻撃を避けたり、止めたりできるように、盛り上がった歯の着いたガントレットを身につけていました。アプレクのヘルメットは比較的粗末なデザインで、ボロボロになった鎧を貼り合わせたものでしたが、見る者に対して威嚇的で怒った表情を十分に表していました。

カード

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カスタムキャノンを持つカード

カードもヒューマノイドのフォース感応者の男性で、エクセゴルにて、レイを助けに来た丸腰のベン・ソロを圧倒し、地面に押し倒しましたが、アナキンのライトセーバーを手にしたベン・ソロに胸を斬りつけられ、死亡しました。

強さと能力

カードもフォースに敏感で、特にダークサイドのフォースに精通していましたが、フォースの訓練を受けることが出来なかったため、まだまだ未熟な部分がありました。彼は他の騎士たちには真似出来ないくらい武術に長けていました。

彼は、精密な攻撃を好む他の騎士たちと異なり、範囲攻撃を好みました。彼の持つアームキャノンは、1人の兵士には十分過ぎるほどの火力を備えており、それを持つ彼は、さながら歩く砲台でした。そして、彼は武器の改造が得意だったので、騎士団に協力しているシメオング(敏感な耳を持つ知覚種族)のアルブレク(次の補足項目で解説します)に並ぶ程、腕の立つ武具職人でした。

カードの装備

カードは武器や、武器の改造にこだわりを持ち、レン騎士団のメンバーの中で、最も重武装なメンバーでした。彼の使用した武器は、速射できるレーザーブラスター、200メートル以上の射程を持つプラズマボルトランチャーナフテックスゲルを発射できる火炎放射器の3つの武器をひとつに組み込んだ、カスタムアームキャノンでした。さらに、彼は腰のホルスターにブラスターピストルを携帯し、胸には震盪手榴弾を装備していました。

カードは他の騎士団のメンバーと同じように黒い服を着ていました。カードは特に、難燃性のリフティアワームの皮のコートとプラスチック製のすねあてを身に着けていました。カードのヘルメットは騎士団のメンバーのものの中で、最もベーシックなデザインをしていました。

〈補足〉アルブレク

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アルブレクは、ファースト・オーダーとレジスタンスの戦いの間、最高指導者カイロ・レンとレン騎士団に仕えていたシメオングの男性の金属細工師であり、シスの錬金術でした。彼は騎士団の輸送船、ナイトバザードに乗り込み、騎士団の鎧などの修理を担当していました。

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金継ぎされた陶磁器とカイロ・レンの修復後のマスク

35ABYに、アルブレクはカイロ・レンがスプレマシーから拾い集めてきた壊れたマスクの破片を、古いシス・フォージ(古代の溶接装置)を使って修復しました。彼はサラッシアン・アイアン(赤色の、銀河系で最も硬い鉱石)を使ってかけらをつなぎ合わせ、赤い割れ目が全体に入った、以前よりも頑丈なヘルメットを創り上げました。ちなみに、その修復されたマスクは、日本に江戸時代から存在する、「金継ぎ」という、壊れた陶磁器を漆で接着して金で装飾する伝統技術がモデルになりました。

個性と特徴

並み外れたシメオングであるアルブレクは、伝統的な冶金の技術を積んだ鍛冶職人であり、当時の銀河系では耳にしたこともないような鍛造の凄腕を持っていました。カイロ・レンからマスクの修理を任された際、アルブレクは手に手袋をはめて、すぐに仕事を始め、驚嘆すべき識別能力で破片をすばやく組み合わせていきました。溶けた赤いサラッシアン・アイアンでマスクを組み合わせるのには何度も同じ工程を繰り返す必要がありましたが、彼はとてつもない忍耐力と集中力をつぎ込んでやってのけました。

アルブレクの手は作業中でも震えることのないくらい器用であり、彼の耳は尖っていて、どんな音にもかすかな風にも反応し、叩いた時に出る音で金属の温度を感知する優れた聴覚を備えていました。また、アルブレクは尖った顎、薄褐色の肌、茶色の毛が特徴的でした。

アルブレクの装備

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カイロ・レンのヘルメットを修理するアルブレク

レンのマスクを修復した際、彼は古いシス・フォージと、自在に動かせるアーム・メカニズムを備えた4つの装置を使用しました。これらの装置の先端には磁気ばさみがついており、ヘルメットの断片を固定することができました。また装置の底部にはリバース=リパルサーリフト重力焦点ベース(反重力放射で物体を浮遊させる技術)が備わっていました。この他に、アルブレクは圧縮空気冷却ノズルや、溶かしたサラッシアン・アイアンを流し込むアプリケーション・ツール等を使用しました。また彼は胸に茶色いツール・キットをつけ、茶色のベルトとブーツを履き、拡大用のエレクトロ=ゴーグルをつけていました。 彼の手を作業中の火傷から守るグローブの布地には、銀河では失われてしまったシスの秘密の技術が用いられていました。

ラク

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カスタムライフルを構えるクラク

ラクヒューマノイドのフォース感応者の男性で、ファーストオーダーとレジスタンスの戦いが勃発する前に、レン騎士団に参加しました。その後、銀河を旅しながら、クラクを含めたレン騎士団は、彼らの仲間となる他のフォース感応者を探していました。

強さと能力

ラクもフォースに敏感で、特にダークサイドのフォースに精通していましたが、フォースの訓練を受けることが出来なかったため、彼のフォースは抑制されている状態ではあったものの、以前のリーダーに対して、テレキネシスを用いたことがあり、ある程度はフォースを使いこなすことが出来ました。彼は他の騎士たちと張り合えるくらいの武術を体得していました。彼はレン騎士団の中で、最も孤独でしたが、騎士団の主要なスナイパーを務め、ナイトバザード(レン騎士団が乗る輸送船)のパイロットでもありました。戦闘する際は、彼は後ろに下がり、精密な遠距離射撃で、味方の攻撃を援護しました。

こんな優秀なクラクも、エクセゴルにて、ベンソロに敗れてしまいました。

ラクの装備

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ラクのヘルメット

ラクと、前項目で紹介したカードは、レン騎士団の中で、刃を持つ武器(いわゆる近接武器)を持たない、珍しいメンバーでした。その代わりに、クラクはマルチバレル式のカスタムライフルを愛用していました。そのライフルには2つの砲身があり、速射モード狙撃モード・プラズマボルトを発射できる、ポンプアクションモードの3つのモードを切り替えることが出来ました。

他の騎士たちと同じように、クラクも黒い服を着ており、プラズマボルトの弾の入った襟と、消音効果のあるスシュラ織りのコートを着ていました。彼のブーツ消音性が高く、足音が聞こえにくいようになっていました。彼のヘルメットは、彼が標的やフォースに集中し、狙いを研ぎ澄ますことができるように、側面が視野の大部分を遮るように設計されていました。そして、そのヘルメットには、ブレススクリーンとボコーダーグリッドが装着されていました。

中編・後編をお楽しみに!

今回は前編ということで、アプレク、カード、アルブレク、クラクの4人をご紹介しました!ほかのメンバーやレン騎士団についての情報は「レン騎士団をもっと知りたい!(中編・後編)」にて詳しく解説していく予定ですのでしばらくお待ちください!

 

出典:wookieepedia英語版